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 おや、そこの方。こちらの店にご用ですか。
 奇遇ですね。私もです。少々入りにくい店構えですが、入ってしまえば意外と寛いで過ごすことができると思いますよ。店主の気分次第で、とは申し添えておきますが。

 それでも扉を開ける勇気が出ない?
 そう仰るのなら、微力ながら私がお手伝いしましょう。あなたは大事なお客様とお見受けしますから。
 おっと、ボヤボヤしてると日が暮れてしまいますよ。
 店主の淹れた熱いコーヒーが冷めないうちに、共に参りましょうか――

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